お菓子のこと私のこと


お菓子作りに目覚めたのは20歳になってから、チーズケーキやアップルパイ、ショートケーキなどお菓子の本を買っては作っていました。
今思うと当時はとてもへたくそだったなって思います。
ある時お友達の誕生日会を新宿のレストランですることになって、張り切ってショートケーキをつくりました。思ったように行かなくてもたもた もたもた 気がつくと待ち合わせの時間が!焼いて間もないスポンジケーキに生クリームを無理やりナッペ、いちごをはさんでちょちょいのちょい。買っておいたケーキboxにケーキを詰め込んで走って集合場所へgo!
レストランに入る前、友達の喜んだ顔を思い浮かべながらわくわくしてケーキの箱の中をチェック・・・・・すると ケーキは見るも無残なすがたに・・・イチゴをはさんだスポンジケーキがまだ温かいうちに生クリームをナッペしたため、溶けてスライドしていたのです!!「ガーン!!」
とにかく急いで、新宿の駅にあるお店でケーキを買ったのを覚えています。何とかレストランに到着し笑い話でこの話をすると、友達はバカにすることなく、むしろ喜んでスライドしたぐちゃぐちゃのケーキを「おいしい。おいしい。」といって食べてくれたことは忘れません。
お菓子は味や見た目はもちろんですが、相手を思う気持ちがこもっているかどうかかなって思います。友達がそれを教えてくれました。
私はどんどんお菓子の世界、料理の世界に引き込まれ今では日本料理店で
働いています。