ジュリー&ジュリア&ジュン

ジュリー&ジュリア [DVD]

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この映画すごく好きです。
ジュリア・チャイルドみたいな女性になりたいなあってすっごく思いました。特に失敗しても気にしない大らかなところ!かわいい女性だなって思いました。
彼女との共通点は料理・食べることが好きなこと。
料理も思いやりで、素材の性質を考えてあげるとすごくいい状態に仕上がってくれます。彼女たちは料理以外にも旦那様にも思いやりがあって。チャーミーグリーンみたいな夫婦でうらやましい。こんな風に年をとりたいなって思いました。
さて、実際ル・コルドンブルーに入学は決定したもののジュリア・チャイルドのようにゆとりのある学生生活をおくれそうにありませんでした。
授業料は払えても生活費もいります。本州最西端付近の片田舎から上京したので家賃・食費・などなど・・を働いて稼がなければなりません。
どうせ稼ぐなら同じお菓子の仕事!っと考えて自由が丘で働く同郷の友ジュンちゃんへ相談するといろいろと自由が丘について教えてくれました。
自由が丘って聞いたことあるけど、ぐるぐる歩いてみるととっても魅力的な街でした。夜までいろいろと見てある店で求人のポスターを発見。
だめもとで数日後に電話し、面接した結果OKが出ました。
ダロワイヨ」というお店でアルバイトが決まりました。
ダロワイヨってどんなとこかよくわからなかったけどおいてあったケーキがとってもおいしそうだったことが決めてです^^
偶然にも同郷の友の働く紅茶のお店にもパンを卸しているようでなんだか縁を感じました。
さあ仕事も学校もいよいよ一緒にスタートです。

お菓子までの道のり

日本料理をはじめて5年がたちました。まだまだですがやることがいっぱいで忙しい毎日です。
ここまで来るのも結構時間がかかって、私は遅咲き・・・咲いてないか・・・^^始めるのが遅かったので結構年齢いっちゃってます^^
アパレルや事務、図書館員の仕事もしました。どれもとてもおもしろい仕事でしたが、何かを求めて人生模索していたように思います。やっぱり両親が日本料理店を経営しているから料理に目が行って、たどり着いたのがル・コルドンブルーのお菓子講座でした。体験で見学に行ったとき、フランス人がものの見事にケーキを組み立てて行くのを見たとき、ケーキってこうやってできるんだーと本当に関心したし、試食させてもらったとき(たしかホワイトチョコと赤い木の実のアントルメでした)すっごくおいしくて私も作りたい!!!でも本当にこんなことできるようになるの!!」という思い出いっぱいでした。すぐに母にこのことを伝えて通いたいとお願いしたのを覚えています。母の答えはno!この学校の授業料すっごく高いんです。いろいろ考えてまずはお金をためることにしました。
2年図書館で働いて、その間はアンデルセンのお菓子教室とベーカリースクールへ通いました。広島のアンデルセンはとってもパンがおいしいし、パンもいいなって思いましたが、やっぱりコルドンブルーへの気持ちはゆらぎませんでした。
そしてある年の冬いよいよ入学することになりました。

お菓子のこと私のこと


お菓子作りに目覚めたのは20歳になってから、チーズケーキやアップルパイ、ショートケーキなどお菓子の本を買っては作っていました。
今思うと当時はとてもへたくそだったなって思います。
ある時お友達の誕生日会を新宿のレストランですることになって、張り切ってショートケーキをつくりました。思ったように行かなくてもたもた もたもた 気がつくと待ち合わせの時間が!焼いて間もないスポンジケーキに生クリームを無理やりナッペ、いちごをはさんでちょちょいのちょい。買っておいたケーキboxにケーキを詰め込んで走って集合場所へgo!
レストランに入る前、友達の喜んだ顔を思い浮かべながらわくわくしてケーキの箱の中をチェック・・・・・すると ケーキは見るも無残なすがたに・・・イチゴをはさんだスポンジケーキがまだ温かいうちに生クリームをナッペしたため、溶けてスライドしていたのです!!「ガーン!!」
とにかく急いで、新宿の駅にあるお店でケーキを買ったのを覚えています。何とかレストランに到着し笑い話でこの話をすると、友達はバカにすることなく、むしろ喜んでスライドしたぐちゃぐちゃのケーキを「おいしい。おいしい。」といって食べてくれたことは忘れません。
お菓子は味や見た目はもちろんですが、相手を思う気持ちがこもっているかどうかかなって思います。友達がそれを教えてくれました。
私はどんどんお菓子の世界、料理の世界に引き込まれ今では日本料理店で
働いています。